今年に入って日本国内でも注目が集まっているサービスがあります。
それがソーシャルパトロンプラットフォームと言うサービス。
パトロンとは、援助や支援と言った意味の言葉でつまり募金や寄付を募るサービスのことを指します。
今までNPO法人や恵まれない人達への募金などは数多く存在していましたが、このサービスの最大の特徴は、アイデアはあるけどお金がないと言う人がサイトに企画を投稿し、期間内に目標額の募金を達成することで寄付を獲得できる仕組みです。 SNSを利用し、企画の拡散、伝達が急速に行われる時代になったからこそ可能なサービスであり、このサービスは資金力のない個人の可能性を最大限に生かすことができるサービスです。
アメリカでは、すでにこのソーシャルパトロンプラットフォームで一定の成功を収めた「Kickstarter」と言うサービスがあります。
このKickstarterの最大の特徴は、アーティスト、クリエイターに特化した募金サイト。
ミュージシャンやデザイナーが創作活動を行う中でどうしてもかかってしまう制作費用を募金を募ることで集めます。
このサービスでは、一定額を募金した人にはその企画者が制作した作品で募金者へ還元を行ってくれる仕組みがあります。
例えばCDを出したいミュージシャンが、目標額が達成されたら、作品のパッケージに募金者の名前を入れたり、
○○ドル募金してくれたら自宅でライブしてくれる。など企画者によって還元する内容は様々です。
中でも注目を集めた企画が、$941,718(日本円で約7700万円)をたたき出したiPod nanoを腕時計にする企画です。
このKickstarterの成功に注目が集まった昨年から、日本でもこのソーシャルパトロンプラットフォームを企画する人達が現れました。
今回紹介する企業が現在日本で最初にソーシャルパトロンプラットフォームをリリースしようとしている企業です。

国内で最も注目を集めるソーシャルパトロンプラットフォームです。
彼らの企画は、Growボタンと言われるソーシャルボタンをサイト内に設置してもらうことで、そのボタンを押したユーザーがそのサイトの制作者に気軽に募金をできると言うものです。
今の世の中では、ミュージシャンやクリエイター、ブロガーなど創作したものに対する対価は正当なものとは言えません。
このGrowボタンが普及することでその価値を作る側が決めるのではなく使う側に委ねると言う新たな試みをしようと考えているようです。
またブロガーなど本当に価値のある記事に対してもこのGrowボタンの普及によって正当な評価を還元できる仕組み作りに注目が集まっています。

こちらは限りなくKickstarterに近いサービスとして注目を集めているサービスです。このサービスを企画する会社はハイパーインターネッツと言う会社で、あの株式会社paperboy&co.の元代表、家入一真氏が代表取締役を勤めていることで注目が集まっています。メディアへの露出度ではこちらの方が注目されており、今後の動向が気になるところです。
最後にこのREADYFORを企画するのは、あのひと検索 SPYSEE [スパイシー]を運営する、オーマ株式会社です。
こちらもWebサービスの運営を中心とするIT企業のサービスとあって注目を集めています。
現段階ではどのサービスもディザーサイトをリリースし、企画募集を行っている段階です。
Grow!は3月初旬にリリースを行うと発表を行ってる影響もあり、他2社もこのタイミングに合わせてサービスインしてくるのではないでしょうか。
2011年4月2日 追記
最後にご紹介したREADYFORが最初にサービスをスタートさせました。 震災の影響もあり、各社スムーズに制作は進んでいない中で真っ先にリリースをしたことは大きいのではないでしょうか。
また今回の震災の影響で寄付に対する日本人の意識が変化していることもソーシャルパトロンの追い風となるのではないかと思います。
僕がソーシャルパトロンに期待することは、お金を得てその場かぎりで終わる寄付ではなく、お金がきっかけで多くの人に影響を与える行動を起こせるアイデアが実行されることです。
今の日本にはそういう人達が必要だし、求めている人もたくさんいると思います。
READYFORに現在掲載されているプロジェクトの中で、注目しているものがありましたのでご紹介させていただきます。
秋田の農家を救うべく若者が立ち上がったプロジェクトです。
秋田県の農家の70%は65歳以上。 また米価格の下落も深刻化しているそうです。
そんな中、地元を救うべく彼らは自らがお米を生産し、ソーシャルメディアを積極的に活用することで、自分たちの作るお米をブランディングしています。
昨年から活動を始めたようですが、昨年栽培したお米はすでに完売状態。 そこで、今年はREADYFORでの資金調達を元に更に多くのお米を販売しようと考えているようです。
READYFORでは3,980円の募金でトラ男が栽培したお米5kgが購入することができます! 直販なので、自宅に直接届くところもすばらしいですね。
興味を持たれた方は、ぜひ応援してあげてください。
最後にソーシャルパトロンプラットフォームについての参考文献のご紹介です。

































































